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お知らせ

掲載日: 2016年10月31日 13:17

早稲田 表象・メディア論学会 第14回研究発表会

早稲田 表象・メディア論学会は、以下の日程で第13回研究発表会・総会を開催します。どなたでもご参加できます。ぜひお越しください。

日時 2016年11月19日(土)
場所 早稲田大学戸山キャンパス 36号館2階 演劇映像実習室

研究発表会 14:30-15:25
辻佐保子(本学助手) 
「ベティ・コムデン&アドルフ・グリーンにおける反-感情同化への志向とその意義 -- 舞台版『雨に唄えば』の分析を中心に」

haptic/ハプティックをめぐるワークショップ 15:35-17:15
第1部 司会:千葉文夫(本学教授)/コメンテーター:長谷正人(本学教授)
千葉文夫
「デュシャンのレリーフ」
山本真亜子(本学修士課程)
短編上映『相接する境界の不明瞭』
第2部 司会:千葉文夫/コメンテーター:丹尾安典(本学教授)
岡添瑠子(本学博士課程)
「ゲルハルト・リヒター ギャラリーでの展示から」
金長隆子(本学博士課程)
「会田誠への触覚的アプローチ」

概要

辻佐保子
ベティ・コムデン&アドルフ・グリーンは、1940年代半ばから1990年代初頭にかけてブロードウェイとハリウッドで活動したミュージカルの脚本家である。これまで彼らの作品については、スター俳優の起用や都会的なエネルギーとウィットに富んだ作風、リベラルな政治性が傾向として指摘されてきた。ならば、ハッピーエンドが打ち出されつつ観客の感情同化を阻む要素も盛り込まれるという両義的な結末を複数作品で確認する時、これもまたコムデン&グリーンの劇作の傾向とすることができるだろう。しかし、不協和音を伴った結末を作家性との関わりから検討する試みが十分になされているとは言い難い。批評や研究の多くは否定的な反応を示し、ジャンルの約束事やプロデューサーの意向に従った結果生じた齟齬の発露などと、両義性の理由を外在的な要因に求めてきた。それに対して本発表では、1986年に執筆された舞台版『雨に唄えば』を例に、結末で喚起されるアンビバレンスの劇的意義を作品分析から明らかにすることを通して、コムデン&グリーンの形式に対するスタンスの表出を見出すことを目指す。具体的には、舞台版への翻案の際に加わった変更点に着目し、それらの劇における機能を論じることによって、有機的に結実するハッピーエンドから見える反-感情同化への志向が、劇作の方法論と結びついたものであることを浮き彫りにしたい。

岡添瑠子
絵画作品において、表面のマチエールは鑑賞者の「触覚的」視覚に強く訴えかける要素である。作品の「表面」に現れる様々な「像」の問題を常に提示してきたといえるリヒターの作品を、“haptic(触覚性)”という観点から捉えることは可能だろうか。近年、東京で公開されたリヒター作品の中から、絵の具の厚塗りが特徴的な油彩画と、スナップ写真に彩色を施した作品、そして、コンピュータ上で編集した画像を透明なアクリルで覆った作品群を中心に考えてみたい。

山本真亜子
『相接する境界の不明瞭』
監督 山本真亜子
音楽 矢部諒

相接する境界の不明瞭スチル写真web用.png


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更新情報

2016.04.13
2016年度春期・秋期の時間割を更新しました。

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